【保存版】初心者に株のデイトレードをオススメしない理由3つ

最近twitterなどで株のデイトレをしている人をよく見かけます。
今日は何万円儲けたとか、あるいは損したとか、そういうツイートをしている人は多いですね。実際僕の身の回りにも、デイトレードをやってた人がいました。
僕より15歳年上の、東大の先輩です。デイトレはハマる人はとことんハマるようですね。僕と出会った時は彼はもう投資自体辞めてたんですが、
昔はそれはもうデイトレ沼にどっぷりハマっていたということでした。しかし、僕は個人的に株のデイトレードをオススメしていません。実際その先輩も一度破産を経験しています。
まあ、その人の場合はデイトレードがどうこう以前にリスクが高すぎる取引をしていたのが原因のようですが……。

初めに簡単な自己紹介を

僕(きむ公)は資産の運用益で生活費の大半をまかなっていて、25歳ですが純資産は5000万円を突破しています。運用資産は不動産がメインです。
が、株式投資もやっており、これまで大型株投資で年率約15%程度のリターンを出してきました。ちなみに僕は数カ月から数年程度の売買間隔でリターンを得ています。

今回は株での資産運用もやっている僕が、なぜデイトレードを(特に投資初心者には)オススメしないのかについて解説していきます。

そもそもデイトレードとは?

デイトレードとは、その日に買った株をその日の内に売却する手法です(売りから入った場合はその日の内に買い戻す)。

名前のまんまですね。株における取引期間は、数十年から数分もしくは数秒まで様々です。

このデイトレードは数あるトレード手法の中でもかなり短期間での取引を終えるタイプの手法と言えます。

デイトレードは儲かる?

おそらく、皆さんが知りたいのは、

結局デイトレをして儲けることは可能なのか?

ということですよね。
僕の結論はこうです。

デイトレで儲けることは可能だが、儲けにくい実際デイトレでも儲けている人はたくさんいます。
それこそツイッターでも「デイトレで資産○千万円築きました」みたいな人は結構いますよね(まあ、どこまで本当かは怪しいものですが……笑)。
僕の知っている人でも、デイトレをメインに億の資産を得た人は実際にいます。
じゃあ、デイトレは良い手法じゃないか、ということになりそうですよね。
しかし、問題はデイトレで儲けている人以上に、デイトレで貧乏になっている人がたくさんいるということなんですね。

デイトレの良くある勘違い〜デイトレはローリスク・ローリターン〜

詳しいことを話す前に、まずデイトレに関するよくある勘違いについて見ていきましょう。

デイトレというと、なんとなくハイリスク・ハイリターンな取引というイメージを多くの人がもっています。

まずこれは間違いです。

デイトレは株取引の手法の中ではローリスク・ローリターンの手法に分類されます。

よく考えて見ればわかります。
具体例
この記事の執筆時点(2019年11月22日)でトヨタ自動車の株価は7753円です。
そして一年前の株価は6927円でした。
一年前にトヨタ株を買っていれば約12%のリターンが得られたということになります。

一方、2019年11月22日のトヨタ株の始値(つまりその日の株売買が始まった時の値段)は7728円でした。
そして終値(つまりその日の株売買が終わった時の値段)は7753円です。
なので、2019年11月22日にトヨタ株のデイトレードを行い、始値で買って終値で売った場合、リターンはたったの0.3%ということになります。
考えてみればこれは当たり前の話です。そもそも一日で株価がグイングイン動くことなどそうそう無いわけですから。もちろん一日に10%以上値段が動くこともなくは無いです。
決算が予想以上に良かったとか、急に企業の不祥事のニュースが飛び込んできたとか、そういうことが起きたときですね。
しかし、その手のイベントはそう頻繁に起きるものでもありません。ということで、
デイトレードでは株価があまり変化しないので、大きな利益も大きな損失も起こりにくい
ということをまずは認識しておいてください。

巷で言われるデイトレードのメリット

では、ここからデイトレにどんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
まずはメリットから。

夜中に暴落する危険がない

まず、デイトレをしている人は比較的夜もぐっすり眠ることができるはずです。なぜなら、株は昼間の内にすべて売り払ってしまい、夜の間はポジションを持っていないから。
夜中に自然災害や政治に関する悪いニュースやその企業に関する新情報などが出て大損害を被る、といったことは起こらないなわけです。

その安心感は正直大きいと思います。

まあ、逆に言うと良いニュースが入ってきて寝てる間にお金が増えるという可能性もなくなっているという面もありますが。

損失リスクを抑えることができる

さっきも少し書きましたが、一日で株価はそこまで大きく動かないので大損するリスクは抑えられます。特に日本株の場合、値幅制限といって、あまりにも値段が激しく動いている銘柄はその日はもう取引できなくなります。
いわゆるストップ高・ストップ安というシステムですね。こういう仕組みもあり、デイトレを始めたからといって、すぐに取り返しがつかないほど負けるということは起こりにくくなっています。

楽しい

デイトレはどうも楽しい(というか中毒性がある)ようで、ハマる人はとことんハマってしまいます。
長期投資の場合は年に数回とかそういうスパンでしか売買をしないので、
一度株を買ったら後はずーっとほったらかしにしておくわけです。

実際僕も購入した銘柄はかなりの間放置しておくので、退屈を覚えることは正直よくあります。
なので、スマホやPCを常にポチポチしているデイトレーダーを見ていると、楽しそうなのが正直うらやましかったりもしますw

デイトレードのデメリット

ここまで見てきたように、デイトレにも色々とメリットはあります。
しかし、それ以上にやっかいなデメリットがあるというのが僕の意見です。
次はデイトレのネガティブな面をまとめていきます。

チャートを頻繁に確認する必要あり

デイトレードでは頻繁に売買しなければいけません。
すると必然的にデイトレーダーはPCにに張り付いて、ずっと チャートを見ていなければなりません。専業トレーダーならそれでもいいでしょう。
が、昼間仕事にいっている人はそもそもデイトレを行うことが難しいのです。たまに、会社のトイレでチャート確認してトレードしてるという人を見かけることもありますけどねw
が、もうそこまでいくと本業にも身が入らないですし、デイトレ自体やらないほうが良いんじゃないかな、と個人的には思います。ずっとチャートに張り付いているのは精神的にも負担です。
チャート確認を高頻度で行わないといけない、というデメリットは最初に認識しておいてください。

手数料負担が大きくなる〜デイトレはマイナスサムゲームである〜

そして、おそらく最大のデメリットがこれです。デイトレでは頻繁に売買する都合上、どうしても取引所に支払う売買手数料が高くなってしまうのです。参考に2019年11月現在のネット証券の手数料をまとめておきます。
取引金額10万50万100万300万
ライブスター証券88円198円374円660円
DMM株88円198円374円660円
GMOクリック証券96円265円479円917円
岡三オンライン証券108円385円660円1,650円
SBI証券99円275円535円1,013円
楽天証券99円275円535円1,013円
松井証券
カブドットコム証券99円275円1,089円3,069円
マネックス証券110円495円1,100円3,300円
これを見ると、少額の取引では0.1%程度の取引手数料を覚悟しなければいけないことがわかります。そもそもデイトレでは良くて数%のリターンしか期待できないのでしたね。
その事実に注意すると、取引所に払う0.1%の手数料がいかに大きいかわかりますね。これが長期投資であれば、10%や20%(あるいはもっと)のリターンを期待して取引をするので、0.1%程度の手数料というのはあまり気にならなくなるわけです。
余談
ちなみに、デイトレではとにかく手数料を抑えることが最重要なので、ネット証券以外を使うのは論外です。そもそも僕はデイトレそのものを推奨していません。
それでもデイトレをやる場合は、間違っても販売員がいるタイプの証券会社を使わないでくださいね(まあそんなことしてる人は見たことがないですが笑)。
対面販売型の証券会社だと営業マンの人件費が乗る分、 手数料が高くなります。
高頻度取引を行う場合は、手数料の安さにとにかくこだわってください。
手数料に着目すると、デイトレがマイナスサムゲーム(勝つ人も負ける人もいるが、全体でみるとお金が減るゲーム)であることに気づきます。
そもそも短期的な売買では、必然的にマーケットの参加者同士が、金を奪い合っているに過ぎないわけです。そこから取引所に結構な手数料を支払っている分、トレーダー全体で見るとどんどんお金が減っているというわけです。

ちなみに、株だけでなくFXであっても短期売買で手数料が嵩みがちなのは同じです。

(参考)
FXで手数料負けしてる人が多すぎる件。手数料対策法

短期での取引はギャンブル性が高くなりがち

さらに、デイトレは投機性がかなり高い取引手法だと言えます。わかりやすく言うと、ギャンブルに近い株取引手法なのです。
え、株ってそもそもギャンブルなんじゃないの?
っていう声が聞こえてきそうですね。このブログを書いている理由の一つに「投資はギャンブルではない」ということを発信するということがあるのですが、それはまあ追々説明するとしましょう。デイトレの話に戻りましょう。企業の経済状況(売上、利益、経営方針転換等)はそんなに短期間ではかわりません。
少なくとも一日の内に劇的に変化することはまずないと言っていいでしょう。
もっとマクロな要因にしてもそうです。
例えば金利が一日にして大きくブレることもそうないわけです。

なので、デイトレーダーは主にチャートを参考にしてトレードを行うことになります。チャートだけに頼った取引手法は運が絡む場合が多く、ギャンブル性が高すぎるというのが僕の意見です(これには反対意見もあります)。そもそも短期的には株価の変動はランダムで予測できないものだという主張があり、僕もこの立場に寄っています。
人間には何かチャートが意味のある動きをしているように見えて、実際はただデタラメに株価が変動しているだけ、ということですね。細かく見ていくとそれだけで本一冊(あるいはもっと)書けてしまうような話なので、ここではさらっと触れる程度にしておきます。

詳しく知りたい人は「ランダム・ウォーク理論」などで調べると詳細な背景を知ることができます。
参考になりそうな本としては、『ウオール街のランダム・ウォーカー』などがあります。

まとめ

ここまでの内容をまとめておくと、こんな風になります。
  • まず、デイトレードとは一日の内に株の売買を完結させる手法である
  • デイトレには夜間の暴落の危険がなく、損失額も限定的でかつ(人によっては)楽しいというメリットがある
  • チャートに張り付く必要がある上、取引手数料負担が大きく、ギャンブル性が高いというデメリットがある
以上から総合的に考えて、僕は初心者にはデイトレをオススメしません。が、すべて理解した上で「それでもデイトレに挑みたい」というのなら、それは勿論自由です。
実際、デイトレで数億円という資産形成を成し遂げた人もいるのですから。ただ、最後に資産865億ドルの世界一の投資家、ウォーレン・バフェットの言葉を引用しておきます。近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う。含蓄に富んだ言葉ですね。
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