隠れバフェット銘柄・ベリサイン株を分析する【米国株投資家必見】

こんにちは。きむ公です。
今回はあのバフェットも保有しているベリサインと言う企業の分析記事です。

米国株投資をやってる人でも、この企業の名はあまり聞いたことがないのではないでしょうか。
ベリサインは、日本の投資家の間ではあまり有名ではありません。
しかし、この記事で説明するように60%台の高利益率かつ競合が参入しにくい非常に強いビジネスモデルを持った企業です。

ベリサインの株価

まずはベリサインの長期株価チャートから見ていきましょう。
verisignの株価チャート

多少の波はあれど、長期的には右肩上がりの株価チャートを描いていますね。
ちなみに現状無配なので配当利回りは0%です。

ベリサインのビジネス~ドメインネームレジストリサービス~

ベリサインはドメインネームレジストリサービスとインターネットのインフラの世界的なプロバイダーです。

簡単にベリサインのドメインネームレジストリサービスについて説明します。
できるだけわかりやすく書いたつもりですが、 この辺ITの知識がある人以外はかなり分かりにくいかもしれません。

あまり興味のない方は飛ばしていただいても結構です。
実際僕も一応プロのエンジニアの端くれのはずなのですが、ベリサインの中心業務であるネットワーク関係は専門外です。
この記事を書くにあたり色々と検索する必要がありました(そしてもし間違いがあれば訂正いただけるとありがたいです)。。
ベリサインのドメインネームレジストリサービスとは、一言で言うと代表的なトップレベルドメイン、
.com.netの名前解決を行うサーバーを管理しているということです。
はい、意味不明ですね。

さらに分かりやすく説明します。
例えばあなたは今このブログを見ていますね。

あなたのパソコンもしくはスマホにこのページが表示されているということは、
あなたのパソコンから僕が借りているレンタルサーバー(世界のどこかに存在するコンピューター)に、

あなたのPC
ベリサインの銘柄分析記事を見せてくれ
と言うお願いが送られたということです。

しかし本来あなたのパソコンから僕が借りているレンタルサーバーにお願いを送るためには、あなたのパソコンはそのサーバーのIPアドレスを知っていなければなりません。

なんとなく聞いたこともあるかもしれませんが IP アドレスというのは個々のコンピューターの住所のようなものです。

196.123.9.7 とかそんな感じの数字が並んだものですね。

しかし見てわかる通りこの IP アドレスは人間にとってはとても覚えにくいです。

そこで普通は IP アドレスの代わりにドメインというものを使用します。
例えばこのサイトのドメインはin-base.comです。
こっちだとまだ覚えやすいですね。

しかし、人間には覚えやすいドメインですが、コンピューターはあくまでもIPアドレスを把握していないと通信ができません。

そこで、in-base.com というドメインを指定されたら、

DNSサーバー
あなたの目当てのサーバーは198.88.7.56という IP アドレスですよ
ということを誰かが教えてくれる仕組みが必要です(この数字は今たとえで出したもので実際の IPアドレスではありません)。

でこれを教えてくれるのがDNSサーバーというものです。
そして、このようにドメイン名から IPアドレスを割りだす作業を名前解決と言います。

そして、実際の仕組みはもう少しややこしいのですが、.comと.netで終わるドメインの
名前解決をするサーバーを管理しているのが今回注目しているベリサインという企業だということです。

要するに、.comと.netが URL に入っているサイトはベリサインが管理業務を行ってくれないとアクセスが不可能になるということです。

そしてベリサインは、.comおよび.netドメインを使っている人から毎年いくらという風に料金を徴収しているということですね。

今まで知りませんでしたが、僕自身もベリサインの顧客だったということです。
in-base.comというドメインを使ってますからね。

投資家として重要なのは、ベリサインが強力な経済の堀を持っているということです。

現状、商業用ドメインとして最も有力な.comを管理しているという強みはとてつもなく大きいです。
競合の参入のしにくさでは最高クラスの業務内容ではないでしょうか。 (詳しい説明は省きましたが、.comと.netのトップレベルドメインの管理を他の団体が行うことは仕組み上できません。)

ベリサインはただコンピューターの管理をしていればドメインを使っているユーザーから一定期間ごとに固定収入が入ってきます。

しかも、世の中はますますIT化しています。 ドメインを取得しなければネット上に本格的なサービスを公開することはできません。

今後もドメイン需要は高まっていく可能性は高いとみます。
ちなみに2018年までにベリサインに登録されたドットコムと.netのドメインは1億5000万件程度あるとのことです。

通常ドメイン料金は年1000円から3000円くらいかかります。

もちろんユーザーが支払う料金の内、どのくらいがベリサインの懐に入っていくかはケースバイケースでしょうが、 ベリサインがどれくらいの固定収入を得ているか想像しただけで恐ろしくなりますね。

セキュリティサービス

こちらはdos攻撃(大量アクセスでサーバーに負荷をかけるクラッキング手法)からの防衛などのサービスを提供していました。

が2018年12月にニュースターという会社に売却されました。
これは既存の顧客に対する契約もひっくるめてニュースターに移譲されたというものです。

ベリサインによれば、このセキュリティサービスの売却による収益力の変動はさほどないということです。

ベリサインのファンダメンタルズ

ベリサインは長期的に増収増益傾向が続いており、積極的な自社株買いも相まってEPSも増加を続けています。
これは非常に良い傾向と言えるでしょう。
(売上高などのグラフはこちらのブログからお借りしました)
見てわかる通り営業利益率が60%超えと尋常ではない水準です。
これはベリサインのビジネスが人件費や設備投資があまりかからないものであることを反映しています。

一度構築したITシステムが黙々とお金を吸い上げ、かつ競合が参入し辛い……。
まるでクレジットカードのVISAやマスターカードを見ているようですね。

非常に今後が楽しみな企業だと言えます。

ベリサインの自社株買い

ベリサインは自社株買いを行ってくれる企業です。
※発行済株式数グラフはこちらのブログからお借りしました。

2018年は6億ドル程度の自社株買いを行っています。
さすがバフェット銘柄だけあって株数は毎年減少していますね。

投資家にとってはとてもありがたいことです。

【懸念点】PERはそれなりに高い

ここまでベリサインが優良ビジネスを保有していることを見てきました。

注意点を挙げるとすればその株価の高さです。

現在(2020年2月1日時点)でベリサインの株価は208ドルで、PERは40.6倍となっています。

ビザと同程度の水準ですね(VISAはPER45倍)。

やはりそれだけマーケットはこの企業を評価しているということですね。
個人的には買いたい株価水準だと感じますが高値づかみには注意が必要です。
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