【保存版】そもそも株とは何か?なぜ儲かるのか?~子供にもわかるように解説する

皆さんは株式投資についてどんなイメージを持っていますか?

「株」と聞くと何となく怖い印象がある人も多いかもしれません。
特に日本人は株に抵抗感がある人が多いといいます。

友達の知り合いが株で破産したらしいし、怖いイメージしかない……。


そんなふうに考えている人も多いことでしょう。
確かに株式投資にリスクがあることは事実です。
しかし、知識を身に着けることでリスクを減らすことは可能なのです。

株そのものが危険なのではなく、何も分からない状態で株をやることが危険だと言えます。

こと株式投資においては、事前に株の基本を理解しておくことが何よりも重要です。
ということで今回は、投資の王道、株式投資に関する解説をしていきます。
筆者(きむ公)の自己紹介
東大を卒業後、資産運用して得たお金をメインに生活している25歳。
運用資産は、不動産・株・投信・ETFです。
元々は銀行員でした。
資産運用を続けることで、純資産額は5000万円を突破しました。

始める前に知識をつけよう

僕から見ても、株式は本当にオススメできる投資先です。

しかし、株式投資をやっている人をたくさん見てきましたが、株の基本を全く理解していない人があまりに多すぎます。何も分からずにギャンブル感覚でお金をつぎ込み、そして失うという人が後を絶ちません。

そういう人が少しでも減るようにこの記事を書きました。

この記事を読むことで、
  • 株とはそもそも何なのか?
  • なぜ利益を生むのか?
  • 株は本当に儲かるのか?

が手に取るようにわかります。

そもそも株とは何だろう?

ポイント
そもそも株はあなたがお金儲けするために存在しているのではありません
世の中の人が株式投資を始める動機の9割は「株で儲けたい」というものでしょう。
おそらくこれを読んでいるあなたも、少なからず「株で金持ちになりたい」という欲を持っていることと思います。
そういった欲求はごく自然なことではあります。しかし、そもそも株はそういう人たちをお金持ちにするために存在しているわけではありません。
勿論、逆にそういう人たちからお金を奪い取る(=株式投資に失敗して破産する人が出てくる)ために存在しているわけでもありません。ここは、勘違いしている人が非常に多いポイントです。株式の本質的な存在意義は、投資家(もしくは投機家)の金儲けとは別のところにあるのです。
ポイント
「株」という制度は資本主義社会を健全に発達させるために存在する
株式、つまり株とは、企業を経営する・あるいは企業から発生する利益を享受する権利のことです。ではなぜ、企業の経営権を株券という形に変換する必要があるのでしょうか?
企業の経営は、単に社長や内部の役員だけで行ってはいけないのでしょうか?

株式なんて一切発行しなければ、外部の人間に経営にとやかく口出しされることない分、ラクに思えますよね。

しかし、現実には企業が株式を発行する必要に迫られるケースは非常に多いです。
その背景には大抵こういう事情があります。
企業
新しく事業を始めることにしたよ。

あれ?でもよく考えたらうちの会社にはあまり資金がないから事業を始められないかもしれない……。


投資家
金が余っているけど、使い道がないなあ。
ただ貯金しておくより、この資産を効率的に増やしたいもんだねえ。
こういう二者がいた場合、
企業が事業を行うためのお金を投資家に出してもらえば良いのでは?
と誰もが考えますよね。それが、投資家が企業に出資するということです。しかし、ただ資金を企業に渡すだけだと投資家側に全く旨味がありません。
何の見返りもなければ、誰もそんなことはしないでしょう。
そこで投資家側に特典をつけます。それは、もし企業が事業をして儲かったら、投資家にその利益を分配するというものです。

現実の利益配分の中で最もわかりやすいものは、配当金です。
配当金とは、株主が一定期間ごとに企業から受け取れるお金です。
株式を持っていると、企業が儲けの中からお金を配ってくれるというわけです。こうして投資家にも企業にお金を出すインセンティブが生まれました。こういう資金調達システムがあれば、企業は事業を始めやすくなります。
そうして企業活動が活発になれば次々と新しいモノやサービスが生み出されるでしょう。
すると結果的に国民の生活が豊かになっていきそうだよね、というのがそもそもの株式システムの存在意義です。株は金儲けの道具ではなく、本来こうした理由のために存在しているんだ、ってことを認識しておくことがまずは大切です。
ここ、わかってない人が意外に多いです。

株式の特徴〜融資との違い〜

今までの話の中で、こんな感想を持った人もいることでしょう。
企業の資金調達の方法として株式発行という手法があるのは分かった。

しかし、そもそも事業資金が必要なら、銀行から借りればいいじゃないか。

なぜ融資ではなく株式で資金調達をするんだ?
株式による資金調達(=出資)が、融資とどう違うのかわからない
これはごく自然な疑問です。
個人で生活している場合、お金に困った場合、出資を受けるという選択肢は通常ありません。
銀行やノンバンク、もしくは知人に金を借りる(=融資を受ける)しかないわけです。

そんな我々にとって、株式による出資というのはそもそも馴染みがないですから、
融資との違いが分からないのはある意味当然だと言えます。

株主のリスクと保護

出資と融資の決定的な違いは、
出資によって株主からお金を貰った企業は、そのお金を投資家に返さなくていい
という点です。

融資だとこれはあり得ないことです。
融資する側は、貸した金に金利を上乗せして返済してもらうことで初めて利益を得られるわけですから。しかし、株式の場合は、出資者(=株主)は、あくまでも企業の事業が成功したら利益の一部を配分してもらえば良いという立場です。

投資家
もし事業が失敗したとしても、払った金は返してくれ

とは言えません。改めて考えると、株主はかなりのリスクを負っているように見えるでしょう(実際ある意味それは正しいのですが)。
極端な話、
企業に出資する見返りとして株式を発行して貰ったのに、
その会社は実際には事業を行わずに、出資された金を社長の給料として全部払ってしまった。
しかもそのまま会社も解散してしまった。
といったことになれば、目もあてられません。
株主が経営を監督できないと、こういうことが起こる可能性があるのです。
ずさんな経営で会社がダメになってしまっても、株主は泣き寝入りするしかありません。
株式による資金調達では、企業は返済義務を負わないからです。

これではせっかく「株式による資金調達」というシステムを作っても、だれも株式投資なんてしませんよね。そこで株主を保護するため、様々なルールが決められています。
主なものは次の二つです。
  • 経営に参画可能
  • 株主は有限責任

経営に参画可能

先述したように、会社の経営の成否は株主にとって最重要です。
そこで、株主自ら企業の経営に参画する権利が与えられます。

日本の株式会社の最高意思決定機関は株主総会です。

要は、会社の重要事項や経営上の基本方針は株主が集まっている場で決めましょう、ということです。

株主総会を通じて、株主が会社を監督することで経営陣が勝手なことをしないようにコントロールできるということですね。
つまり、株を持つということは、その会社の経営権をもつということでもあるわけです。

株主が経営に口を出しすぎると、目先のリスクを取りつつ長期的な成功を目指すような経営がしにくくなる

損をしてでも実現したい会社のビジョンが追及できなくなる
等の批判もありますが、現在の資本主義社会では、株主は経営にしっかりと口を出せる仕様になっています。
雑談

余談ですが、経営が傾いた企業の株主総会は修羅場と化すことも多いです。

たとえば、親子の対立で話題になった大塚家具。
残念なことに、その後の経営状態が右肩下がりです。

また、融資審査での不正発覚を通じ株主に大損害を与えたスルガ銀行もそうです。

こういった会社の株主総会はそれはもう嫌な雰囲気だったとか。
時には罵声が飛び交うこともあるそうです。

恐ろしい話ですね。

株主は有限責任

株主を保護する仕組みはほかにもあります。

例えば、株を買った企業の事業がうまく行かず、倒産してしまったとします。
このときその会社に多額の借金があったとするとどうでしょう。もし10億円の借金を抱えたまま会社が倒産したら、株主はその借金を負う必要があるのでしょうか?

結論から言うと、その必要はありません。確かに株主は経営に参加することができます。
が、その会社について株主が責任を負う必要があるのは、株主が出資した金額までで良いと法律で定められているのです。つまり、株主は購入した株券が紙くずになるリスクはあるけど、逆に言うとそれ以上のリスク(=会社が抱える借金など)を負う必要は全くない、ということです。

これは結構大きいメリットなので意識しておいてください。自分で事業をやっていると、いかに有限責任しか負わないという株主の決まりが有り難いかが実感できます。
例えば事業家が自分の会社の借金の連帯保証人になることはよくあります。
その場合、もし会社が倒産したら残った借金は自分の人生をかけて返していかなければいけませんからね。ここまでで、そもそも株式とは何なのかが大分つかめてきたと思います。一応復習しておくと、
・株式を保有することは企業の所有権・経営権の一部を握ること
であり
・株主は会社の経営がうまくいけば、利益の一部を配当金などの形で受け取れる
というのがエッセンスです。

株式投資をやっているという人でも、この重要な基本がわかっていない人は本当にたくさんいます。

いわば丁半博打のように、純粋な確率のギャンブルとして何も知らないまま株に手を出す人間があまりに多すぎるのです。

まず、ここまでの基礎が分かっていない人間は株などやるべきではないと僕個人としては思っています。では、最後になぜ投資家は株で儲けることができるのかという大問題を最後に解説していきます。

なぜ株で儲けることができるのか

ポイント
株の利益には配当金(インカムゲイン)と売却差益(キャピタルゲイン)がある

配当金(インカムゲイン)

株主は、株券をもっているだけで少しずつお金がもらえます。
これがいわゆる配当金です。

投資の世界では、この配当金を株式のインカムゲインなどと言ったりもします。
難しく考える必要はないです。

要は毎年チビチビ貰えるお金だ、くらいに考えておけばいいでしょう。そして忘れてはいけないのが、株主優待です。
株主優待とは、その企業が作っている商品や、サービスの割引券などを定期的に株主に配るというシステムです。

アメリカだとあくまでも現金を配ることで株主に報いるという文化が根強いのですが、日本はまだまだ優待文化が残っていますね。

勿論これはアメリカと日本、どちらが良い悪いというものではありません。
アメリカは優待がない分、キャッシュで株主に報いようという風潮です。

僕個人の意見を言えば、優待目当てで株を買うというのはアリだと思っています。
定期的に届く株主優待を確認するのは楽しいですしねwちなみに、優待が人気な銘柄を表にまとめてみました。
銘柄コード企業名優待
4661オリエンタルランドディズニーランドの1デイパスポート
7550ゼンショーホールディングス飲食
9831ヤマダ電機割引券
7867タカラトミーおもちゃ現物・割引券
9202 ANAホールディングス飛行機割引
人気の優待銘柄は他にもありますが、確かにこれらの企業の優待は魅力的ですね。

売買益(キャピタルゲイン)

配当金などのインカムゲインに対し、株価の値上がりによって得られるリターンを、キャピタルゲインといいます。株主が企業に出資して得た株は、他の投資家に販売することができます。
日本にいくつか存在する証券取引所で投資家たちは日夜、株の売買を行っているわけです。

株券を購入すると、株主としての権利もそっくりそのまま引き継ぐことができます。さきほど、株を持つとは企業にお金をあげて、経営の権利と利益の配分券を獲得することだと説明しました。
しかし、直接企業から株をもらう方法以外に既存の株主から株を売ってもらう方法もあるということです(というか現実にはこちらが大半です)。株を投資家同士で売買する時の値段は需要と供給で決まります。
何がなんでもその株が欲しい
という人がたくさんいれば価格が上がりますし、
そんな株はいらないよ
という人ばかりなら値段は下落します。株価は日々変動しているというわけですね。
そして、自分がその株を買ったときよりも、売却したときのほうが株価が上がっていれば、差額が利益になります。
実に簡単ですね。

お気付きのことと思いますが、インカムゲインはマイナスにならないのに対して、キャピタルゲインはマイナスになることも普通にあります。つまり、買った株が値下がりした場合、損失が計上されます。さて、株をやったことがない人だと、ここまで聞いて
なんだか株取引って面倒くさそう ……。

と感じた人も多いことでしょう。でもご安心を。
最近はネットで簡単に株取引を完結できます。

というか2019年現在の状況だと、手数料等の事情でむしろ株はネットで買うのがベターと言われている状況ですw
実際、僕自身ネット以外で株の売買はしたことがないです。

(オススメの取引所や取引手順についてはまた後日解説していきます。)

株は本当に儲かる?

さて、では株って儲かるの?という疑問に対する僕の意見を最後に述べます。結論からいうと、儲けることは可能です。論より証拠です。
下に世界のお金持ちランキングをアメリカの大手経済誌、フォーブス誌(2019年3月6日)から引用してみました。                  
順位人名肩書資産評価額
1位ジェフ・ベゾスAmazon.com CEO約14兆4100億円
2位ビル・ゲイツマイクロソフト創業者約10兆6150億円
3位ウォーレン・バフェットバークシャーハサウェイ CEO約9兆750億円
4位ベルナール・アルノー&ファミリールイヴィトン CEO約8兆3600億円
5位カルロス・スリム・ヘル&ファミリーメキシコ・通信産業約7兆400億円
(1ドル=110円で換算)なぜ4位と5位は個人ではないのかというのは謎ですw
それはさておき、これを見ると世界トップクラスのお金持ちというのは何らかの会社の創業者であるケースが大半だとわかります。

そして、彼らの資産は給料を貯めることで形成したものではありません。

創業期に自分で出資して取得して得た株式が、会社の成功によって爆発的に価値上昇を起こし、天文学的数値にまで膨れ上がったのです。つまり、彼らはある意味では株式投資によって財をなしているのです。

※ちなみに3位のウォーレン・バフェットは投資の神と言われる人物で、株式投資家なら皆知っています。もし、創業期に上の表の人物たちの会社の株を買っていたら、今頃相当なお金持ちになれていたことでしょう。少し極端な例ではありましたが、株式投資での資産形成が十二分に可能だということが納得してもらえたと思います。

まとめ

今回は、そもそも株とは何か?という問題について解説してきました。
長くなったので最後に要点をまとめておきましょう。
全体のポイント
  • 株は企業の経営権・所有権の一部である
  • 株主は、株主総会を通じて経営を監督できる
  • 株主は、会社経営に対し、出資した額以上の責任を負わなくてよい
  • 株で得られる利益にはインカムゲインとキャピタルゲインがある
  • 世界的な資産家は、株式を保有している場合が多い
今回見てきたのは、どれも基本中の基本です。
しかし、株式投資をやるなら当然知っているべき内容でもあります。

まずは、こういった基礎をおさえることが重要なのです。

このブログでは、株式を始めとする投資に関する有用な知識をこれからも発信していきます。ちなみに株式に関連して、投資信託についてもよく知りたいという方にはこちらの記事がおすすめです。

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2019年12月3日
では、また次回お会いしましょう。
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