・為替や仮想通貨の自動売買botを24時間動かすためにVPSサーバーの契約を考えている
・おすすめのVPSサーバーを知りたい
といった方に向けて記事を書いていきます。・おすすめのVPSサーバーを知りたい
この記事に書いてあること
・VPSサーバーで何ができるのか・おすすめのVPSサーバー
・Python等のプログラミング言語で作ったbot
・MT4やMT5のEA(エキスパートアドバイザ)
を動かして稼ぎたい人には参考になるはずです。・MT4やMT5のEA(エキスパートアドバイザ)
なお、この記事は非ITエンジニアを対象として書いています。
紹介している各サービスのwindowsサーバーなら真っ黒な画面(つまりターミナルです)を操作してサーバー構築作業を行う必要はないので安心してください。
目次
VPSサーバーとは?
まずはじめに、 VPSサーバーとは何なのかを簡単におさらいしておきましょう。そもそもサーバーとは、世界のどこかに存在するコンピューターのことです。
あくまでもコンピューターなので、本質的な構成は今僕たちが家庭で使っているパソコンと変わりありません。
サーバーを契約するということは、世界のどこかに存在するコンピューターを操作する権利を得るということです。
特にVPSサーバーの場合は、コンピューターを操作する権限が適度に強く、自分で好きなソフトをインストールできることが特徴です。
つまり、Pythonプログラムで仮想通貨取引所のAPIを操作するライブラリをインストールしたり、FX自動売買用のMTをインストールできるということですね。
FX・仮想通貨を24時間自動売買できる
トレーダーにとってのVPSサーバーのメリットは、FXや仮想通貨の自動売買を24時間行える点です。 自動売買 bot 作成に関しては、とりあえずVPSサーバーを選んでおくのが最も無難な選択肢です。
ブログ運用目的でよく使用される共用サーバーでは、取得できる権限が弱い(=root権限がない)為に動かせる自動売買プログラムが極端に限られます。
VPSサーバーを使えば、自分のパソコンで自動取引プログラムを動かしていた場合のブログ運用目的でよく使用される共用サーバーでは、取得できる権限が弱い(=root権限がない)為に動かせる自動売買プログラムが極端に限られます。
逆にAWSなどの本格的なクラウドサービスは、自由度は高いですが設定難易度も格段に高くなってきます。
なにせ、それ専用のIT資格があるくらいですからね。
VPSはちょうどこの2つの中間に位置しており、自動売買目的なら丁度いい感じです。
・自動売買以外の作業を同時にやるとPCが重くなる
・電気代がかかる
・24時間自分のパソコンをつけているとうるさい
・低スペックPCを使っているので不具合が心配
といった悩みからは解放されます。・電気代がかかる
・24時間自分のパソコンをつけているとうるさい
・低スペックPCを使っているので不具合が心配
一方のデメリットは当然ですが
・サーバーのレンタル費用がかかること
です。例えばこの記事でおすすめするConoHaの場合、月々1000円〜の費用が発生します。
余談:VPSサーバーはリモートワークにも使用可能
ちなみにスペックに余裕があるものを借りれば、自動売買と並行してその他の作業もできます。リモートで操作できるので、外出先で仕事をする時に利用することもできますよ。
どこからでもアクセスできるクラウドのファイル置き場として利用することも可能です。
VPSサーバーでMT4・MT5の自動売買用に導入する時の注意点
なお FX をやっている人でMT4やMT5のEAを動かすためにVPSサーバーを契約したいという人は、基本的にwindowsサーバーを契約するようにしてください。MTは元々Windows用のソフトなので、よくあるLinuxサーバーを契約してしまうと動かせない可能性があります(というか僕は動かし方が分かりません)。
仮想通貨のPython botを動かしたい場合は、LinuxでもWindowsでもどちらでもOKです(ただし、Linuxサーバーの場合は環境構築時に求められる技術レベルが格段に上がります)。
windowsサーバーは導入も楽
Windows サーバー なら、真っ黒の画面を操作してサーバ構築する必要がほぼなく、いつも通り Windows パソコンを操作する感覚でプログラムを動かせるのがメリットです。
自動売買用途のおすすめVPSサーバー
僕が最もお勧めしているVPSサーバーは ConoHa for Windows Server です。VPSサーバーの中でも最もメジャーな部類のサービスなので、ぶっちゃけ 「サーバー選びは早く終わらせて、自動トレードを始めたい!」 という人は取り敢えずこれで良いんじゃないかと思います。
>>ConoHa公式サイトを見てみる
ConoHa for Windows Serverのメリット・デメリット
ConoHa for Windows Serverのメリットを解説していきますね。メリット①初心者でも操作が簡単
下の動画が、実際にConoHa for Windows ServerでVPSサーバーに接続した様子です。
普段Windowsパソコンを操作する様子と全く変わりがないのがお分かりいただけると思います。 サーバー契約後の接続方法も、下のスクショのように公式がわかりやすく解説しています。
ConoHaはVPSサーバーではシェア大手なので、ネットに情報もたくさんあり、何か分からないことが発生してもググれば解決しやすいです。
メリット②コスパが良い
ConoHaの第2のメリットはコスパです。
初期費用が無料な上、月額1000円程度からリモートのwindowsが使用可能です。
メモリ8GBのプランでも月額8000円しないので、コスパは良いです。
深層学習AIで自動売買する場合は、高スペックプランを選ぶ
補足ですが、複雑なプログラムを動かす人はメモリに余裕があるプランを選択すると良いです。特にディープランニングを組み込んであるbotは、メモリに大容量のデータを読み込むことが多いです。
なので、メモリ8GB以上のプランが無難かなと思います。
(メモリ8GBというと「そこそこ高水準な家庭用パソコン」といったイメージです。)
※逆にシンプルな自動売買の運用のみにつかう場合は4GBもあれば十分です。
※人工知能を作動させるだけでなく、そこそこ大きなモデルを「学習」させるのに使う場合は8GBでも足りない場合があります。
>>ConoHa公式サイトを見てみる
その他のVPSサーバー
ConoHaとの比較として、その他のVPSサーバーも掲載しておきます。いずれもwindowsサーバーのプランを用意しています。
(情報は2021年6月現在のもの)
さくらのVPSは安定性が高く、プランの選択肢も多いことが特徴です。
VPSサーバーの細かい部分にこだわりたい人にはオススメです。
(このブログもさくらのレンタルサーバー上で動いていますが、さくらのサービスの安定性には日頃から感謝しています。)
>>さくらのVPS公式サイトを見てみる
価格を最重視する方はWebARENA (Indigo)がオススメです。
メモリは1GBですが、月額825円のプランがあります。
回線速度が100Mbpsなどに制限されているので、高頻度取引には向きませんが売買頻度が少なめの自動売買プログラムを回す時は十分使えます。
>>WebARENA (Indigo)の公式サイトを見てみる
MT4の運用目的にはお名前.comのデスクトップクラウドが良いでしょう。
MT4の運用に特化したプランで、その他のMT4専用サービスと比較しても低価格で安定感もあります(サーバー稼働率99.99%保証)。
>>お名前.com デスクトップクラウド公式サイトを見てみる
運用歴20年超の老舗、エイブルネットのVPSもFXの自動売買システム稼働目的に適しています。
WindowsサーバーではMT4およびMT5の運用が問題なく可能です。
また、全プランでディスク読み書きが高速なSSDが使用可能で、かつデータ転送量に上限もありません。
EA稼働の環境構築時や、その他の作業時に大規模な通信の必要に迫られても稼働制限を食らう心配はしなくてOKです。
>>ABLENETのVPS公式サイトを見てみる
まとめ
ということで今回は、ビットコインやFX取引におすすめのVPSサーバーを紹介してきました。今回紹介したVPSサーバーならどれを選んでも基本的には後悔することはないだろうと個人的には思っています。
特に真っ先に挙げたConoHaは、初心者にもオススメできるサービスなので、迷ったら選択肢の第一候補にいれておくと良いでしょう。
このブログでは、Python仮想通貨botの作成方法を中心に様々な技術的な解説記事を書いています。
よければこちらもご参照ください。
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