こんにちは 。きむ公です。
2月25日の株式相場は大荒れで始まりました。
前日のNYダウが1000ドルも下げたことを受け、日経平均株価も一時、1000円以上の下げを見せる場面がありました。
原因は世界的に流行しているコロナウィルスが景気の先行きに悪い影響を及ぼすのではないかと投資家が懸念したことだと考えられます。
株価指数の下げ幅だけを見れば株式市場は総悲観しているように見えますが、本当のところはどうなのでしょうか。
今回の記事ではそれを考えてみたいと思います。
目次
投資家はコロナウイルスをどれくらい悲観してるのか〜VIX指数を見てみよう〜
市場がパニックに陥った時よく参照される指標にVIX指数があります。VIX指数とは投資家がどれくらい恐怖心を持っているかを表現する数字です。
シカゴ・オプション取引所がオプションが絡んだ複雑な計算を行ってこのVIX指数を計算しています。
恐怖指数という名前で親しみがある方も多いでしょう。
さて今現在(2020/2/25)このVIX指数は約25となっています。
これは「確かに高いが年に1,2回これ位の数字が出ても全くおかしくないレベル」です。
実際2018年2019年にもVIX指数がこれを超えたことがあります。 ちなみにリーマンショック時はVIX指数は80を超えていました。
VIX指数から今後30日間の株式市場の値動きを予想することができる
VIX指数を使って近未来の株価の変動を予想することもできます。今後30日間の S & P 500の値動きが
VIX÷√12
で予想できるそうです(参考)。
これを用いると現在のVIX指数は25ですから、今後30日間のS&P500の変動は7.2%くらいにおさまりそうという予想が立てられます。
もちろんこれは一つの指標から算出したよ予想値にすぎないので、この見立てが外れることもあります。
参考程度に留めておいてください。
僕の周りの投資家で悲観している人は少ない
さてここからは、僕の肌感覚の話になってしまいますが、僕の周囲ではあまり絶望的になってる投資家はいないようです。僕自身長期投資家で、身の回りにも長期投資をやっている人が多いことが影響しているのかもしれません。
長期投資をやっていく上では、この程度の暴落で保有銘柄を手放すことは基本的にありません。
むしろ、安く買えますことができるチャンスだと捉えるのが長期投資家としての自然な態度ではないでしょうか。
Twitter上でも僕の身の回りに限ってはあまり悲観的な意見は聞かれませんでした。
今買うのかそれとも待つのか。それが問題だ。
とりあえず暴落したから、買いを入れてみる
買いを入れること自体は賛成だがもう少し待った方がいい
僕もどちらかと言えば後者の立場です。
株価は短期では需給で決まります。
現場をこれだけ株を売りたい人が多いわけですがそれが2日3日で劇的に変わるとはあまり思えません。
本当の底値はもう少し先かなといった印象です。
と言うか、本日も暴落の記念に少しだけ指値買い注文を出していたのですが、単純に刺さらずに約定しませんでした笑
アップルの工場が再開しているという明るいニュースも入ってきている
全体としては悲観ムードですが、暗いニュースばかりではありません。あのアップルが中国での店舗販売を再開してるというのです(参考)。
小売店42店舗のうち29店舗が既に再開したということです(とはいえまだまだ時短稼働です)。
今後、アップルを口火に世界経済が少しずつ正常化してくれるといいですね。
なお、今の相場に対する僕の考えなどは動画でも解説しているのでよろしければご覧いただけると幸いです。