こんにちは。きむ公です。
今回は少し気分を変えて、勉強法についての記事を書きます。
現代社会では、学生も社会人も勉強することを求められます。
学習内容は
- 受験勉強
- 英会話
- 業務上の知識
- コミュニケーションスキル
投資においても勉強することは重要です。
個別銘柄の分析方法、チャートを重視する人は色々な指標の意味を学ぶ必要がありますし、 英語が読めないと外国株投資では損します。
このブログのメインテーマである投資活動においても、最重要なのは「学習」だと言い切ってもいいです。
しかし、僕はあえて断言します。
ほとんどの人は効率的に勉強する方法を知りません。
もっと正確に言うと、皆勉強以前の部分で躓いています。
効果のある勉強法を求めてハウツー本を買い漁る人をあなたも見たことがあるでしょう。
そういう人は、購入した本や商材に買いてある方法を取り敢えず実践してみます。
勉強法の本を読んだ直後って、やる気が高まっている状態ですからね。
その「やるぞ」という状態のまま、とりあえず始めることはできるわけです。
しかし、勉強を1ヶ月続けられる人は稀です。
これが1年やそれ以上の長期の学習となると、もう99%の人が継続することに失敗します。
理由は単純です。
人間は辛いことを続けられないように出来ているからです。
当初は辛さよりも、テンションの高まりが勝っているので勉強を初めることはできます。
しかし続けていく内に、最初のハイな状態はだんだん落ち着いて来ます。
そうしていつの間にか、辛さ・面倒くささが、やる気を上回る時が来るというわけですね。
そこで、僕は考えます。
そもそも、辛いこと・面倒くさいことから始めるからいけないんだと。
楽なこと・楽しいことなら人間誰しも継続は簡単じゃないかと。
そこで今回は、全く辛くなく、かつ学習結果に大きく影響を及ぼす方法を解説します。
いやむしろ辛くないどころか、実践することで何もしないよりも気持ちが楽になるようなメソッドです。
目次
結局最強なのは睡眠を取ること
勿体つけるのも何なので、結論から言います。勉強の効率を劇的に上げるメチャクチャ簡単な方法は、睡眠時間を増やすことです。
睡眠時間を削って頑張る のではなく、 無駄なことを削って睡眠時間を増やす のです。
落ちこぼれだった僕の中学時代
中学生の僕は、THE勉強ができない生徒といった感じでした。授業を真面目に聞くという発想自体がなく、基本的に授業中でも家でもモンハンしかしていませんでした。(ちなみにモンハンというのはモンスターハンターという当時メチャクチャ流行っていたゲームです)
幸い中高一貫校だったので受験の心配をする必要はありませんでしたが、校内テストの順位が悪くいつも追試を受けていたのを覚えています。
当時の僕の学校では、英語のテストが返却される時に追試対象者は右上に赤ペンで小さく “again” って書いてあるんですよ。
僕のテスト用紙は、いつも”again”付きで返ってきました。
おかげでこの単語は今でもトラウマです笑
高校に入り睡眠の重要性に気づく
僕が初めて睡眠時間を増やすことの重要性に気付いたのは高1のときでした。高校から僕は事情により寮での一人暮らしを始めます。
寮と言っても高校の寮ではなく、地域の寮という感じで高校生は僕一人。
家に帰ってからやることもないので、とにかく早く寝てました。
すると世界が変わりました。
一ヶ月くらい夜9時くらいに寝る生活を続けると、有り得ないくらい頭がスッキリするんですよね。
もう五感が冴え渡って、心も体もとにかく調子が良い。
しかも実際早く寝ることで健康にも良いわけですよ。
そういう状態で授業を受けると全く見える世界が違うんですよね。
黒板の数式の意味も理解できるし、本を読んでも全体の構造がスッと頭に入ってきます。
そして東大へ
睡眠時間をしっかり確保した状態で勉強していると段々楽しくなってきます。なにせ問題が解けるっていうのは気持ちが良いわけです。
特に学生の場合は、勉強ができれば大人からも友人からも一目置かれるという非常にイージーかつ特殊な環境にいます。
勉強ができて楽しくないわけがないでしょう。
授業を楽しんでいるうち、いつの間にか僕は東大を目指すようになっていました。
まあ、この成績ならいけるかも、とそんな感覚でした。
しかし、現役時は無念の不合格。
この時点ではまだ実力が不足していました。
そこから色々創意工夫を重ねた浪人生活を経て、今度はキッチリ東大に合格しました。
ちなみに点数的には最難関といわれる東大医学部(理3)にも受かる水準でした。
これは、浪人時代の色々な創意工夫や気付きによって学習効率が向上した結果ではあります。(需要があればそのへんの創意工夫についてはまた記事にしていきます)
が、今思っても全ての土台は睡眠でした。
僕の場合は、しっかりと睡眠を確保して頭を常にクリアに保っておくことで初めて、色々な工夫が見を結んだと言えます。
その頑張りと睡眠、どちらのリターンが大きいですか?
受験の話を続けると、遅くまで予備校に残って勉強している子って不思議と成績が上がらなかったりするんですよね。一方で、そこまでガツガツ勉強していないタイプの子が妙に成績が良かったりします。 (ちなみに僕は授業後に学校や予備校に残って勉強したことは人生で一度もありません)
それは客観的に自分の行動がもたらすリターンを考えているかどうかの差だと思います。
夜中に一時間勉強したところで、できるのは一時間分の努力です。
いや、眠い中目をこすりながらやる努力は実質30分しかやっていないのと同じかもしれません。
では逆にその一時間分早く寝たらどうでしょう。
一時間活動できなくなる代わりに、次の1日の活動効率をグッと高められるのです。
効率の話だけではありません。
気分よく一日過ごせて、おまけに健康にも良いのです。
どちらの選択をすべきかは明らかでしょう。
ちなみに、
どちらの行動を取ったほうがトータルで得か
という視点はこのブログのメインテーマである投資の世界でも非常に重要です。
さらに、 切羽詰まった時に根を詰めて頑張るよりも、いっそ休んでしまった方が良い場合が多い というのも投資と共通する部分が多くあります。
まず2時間早く寝よう
僕が推奨するのは、睡眠時間を2時間増やすことです。いつも夜中の2時に寝てる人だったら、12時に寝る。
12時に寝てる人だったら10時に寝る。 これを一ヶ月続けてみてください。
あまりに頭がスッキリするのできっと驚くはずです。
忙しくて2時間も早く寝るのは無理だよ
そういう人は無駄な習慣がないか徹底的に見直してください。
睡眠時間捻出のために出来ることの例
– 夜中ネットサーフィンする時間を削る– 晩酌の時間を削る
– 行かなくても良い飲み会に行かない
この行動で得られるリターンは、そのまま寝た場合に得られるリターンより大きいか と常に考えていれば、無駄な時間はすぐに見つかるはずです。
なお、 どうしても仕事が忙しくて2時間早く寝るのは絶対に不可能 という人は1時間でも30分でも構いません。
さすがに15分くらいだと効果は薄いですが、 毎日1時間多く寝るだけで学習・仕事のパフォーマンスは全く違ってきます。
寝付けないor時間を捻出できない時は
早く寝るという習慣は継続が難しくありません。なぜなら、寝ることは人間のあらゆる行動の中で最も楽だからです。
とはいえ、中々寝付けなかったりどうしても早く寝ることができない日もあります。
実際僕も夜に人と会わない日は23時までに寝ることを心がけていますが、飲み会がある日はまず厳しいです。
そんな時は、睡眠の質を上げることで乗り切っています。
以下に簡単にできる睡眠の質向上法を挙げておきます。
寝る前に温めた牛乳を飲む
寝る前に10分ストレッチをする
睡眠導入音楽 or 音声を聴く
実際全て試している僕の感覚だと、 牛乳とストレッチは睡眠の質を高める効果があり、 睡眠音楽は布団に入ってから寝るまでが早くなる メリットがあります。寝る前に10分ストレッチをする
睡眠導入音楽 or 音声を聴く
ちなみに、牛乳は睡眠の質向上目的だと安いものも高いものも大差ありませんでした。
強いて言えば、低脂肪牛乳はあまり効果がないような気がしましたが、あくまでも個人の感覚です。
睡眠音楽についても同様です。 有名どころは、どれもそれなりに効果がありました。
なので既にお持ちの物があればそれを使っていただいて構わないと思います。 が、一応僕のオススメを挙げておきますね。
僕のイチオシは「 睡眠を誘う音の処方箋」と「ボトムアップ式 映画英語のリスニング」です。
前者は睡眠音楽の定番といった感じの物です。
後者は本来英語学習用の本ですが、僕はこの手の本のCDを流しながら布団に入るとビックリするくらいよく眠れます笑
こっちは英語力も上がって一石二鳥ですね。
まとめ〜睡眠力を上げて学習効率アップ〜
何をやるにせよ、学習効率を高めるにはしっかりと睡眠をとるごとが前提になってきます。常に自分の行動の価値を、睡眠で得られる効用と比較しましょう。
やったほうがいいのか、それともやらずに寝てしまった方が得なのか。
これを常に意識すれば、+αの睡眠時間は比較的簡単に確保できるでしょう。
では皆様、健やかな投資ライフを!