この記事のポイント
・ベトナム株を買える証券会社は限られている・特にネット証券大手の楽天やマネックスでは買えない
・購入可能な証券会社でオススメなのがSBI証券
東南アジアをはじめとする新興国は経済成長率も高く、長期的な株価上昇も期待できます。
また、世界のさまざまな国に投資することでリスクを分散したいという需要は常にあります。
特にベトナム株は配当金や売却益への現地課税が無く、密かな人気になっています。
しかしアメリカ株や中国株と違い、ベトナム株はややマイナーな投資先です。
そもそも購入が可能な証券会社も限られています。
これを読んでいる人の中にも、自分が普段使っている証券会社では買うことができずに困っている人も多いことでしょう。
ということで、今回はベトナム株を買える証券会社を紹介します。
目次
ベトナム株を買える証券会社
ベトナム株は以下の証券会社で購入することが可能です。・SBI証券
・岩井コスモ証券
SBI証券はネット証券の中でも最大手の部類なのでご存知の方が大半だと思います。・岩井コスモ証券
とにかく早くベトナム株を買いたい人は、特にこだわりがなければSBI証券の口座を開設しておくといいと思います。
SBI証券のメリット
・ベトナム株の購入がネットで完結・手数料が安い
・国内株、外国株ともに種類が多い
・業界大手の安心感
一方の岩井コスモ証券は、国内株に関し
・IPOが完全平等抽選
・手数料の定額コースがある
などのメリットがあります。・手数料の定額コースがある
一方で、ベトナム株の購入は電話で行う必要があるので多少面倒ではあります。
とはいえ、すでに SBI を国内株や米国株用の口座として使っており、ベトナム株口座は改めて別の証券会社でやりたいという場合には候補筆頭に上がってくるでしょう。
楽天証券はベトナム株の取扱いがない
ちなみにSBIと並んでユーザーが多い楽天証券では、ベトナム株の取り扱いがありません。マネックスやauカブコム証券でも同様です。
なので楽天証券を始めこれらの口座しか持っていない人は、改めて SBI証券や岩井コスモ証券に口座を開設する必要があります。
ちなみに基本的に証券口座を複数所有するデメリットはありません。
むしろIPO 抽選に複数応募して当選確率を上げられるというメリットがあります。
むしろIPO 抽選に複数応募して当選確率を上げられるというメリットがあります。
ベトナム株の手数料
SBI証券のベトナム株購入にかかる手数料です。ネットでの注文の場合、約定代金の2.2%(税込み)が手数料になります。
電話で注文すると 約2.9%と少し割高になるので注意してください。
但し、ほぼ無いとは思いますが、売却時の代金が最低の手数料(税込1,320,000ベトナムドン ≒ 約6200円)を下回っている場合は手数料率が55%になり効率が極端に悪くなります。
なので、このラインを下回らないように注意しましょう。
※これらはすべて2021年3月現在の情報です。
SBI証券でのベトナム株の買い方
2021年3月現在、ベトナム株の円貨決済での購入は不可になっています。そのため、証券口座に入金した日本円を一旦ベトナムドンに変換する為替取引を行う必要があります。
ハノイとホーチミンの取引所が動いているのが、日本時間で
【前場】 11:00~13:30
【後場】 15:00~16:45
となっているので、この時間帯に注文するのが基本となります。【後場】 15:00~16:45
また、注文は指値注文のみです。
ちなみにNISA枠でのでの購入も可能です。
ベトナム株の主な銘柄
SBI 証券の場合、ハノイとホーチミンの証券取引所に上場している銘柄を購入できます。有名どころでは、
・ビングループ(VIN)……不動産大手
・ベトコム銀行(VCB)……大手銀行
・ヴィナミルク(VNM)……食品大手
などがあります。・ベトコム銀行(VCB)……大手銀行
・ヴィナミルク(VNM)……食品大手
いずれもVN指数(日本で言う日経平均のようなもの)採用銘柄で、経営にも安定感があります。
個別株ではなく投資信託を活用する方法もある
ここまでの話を聞いて、どうしても個別株でベトナム株に投資するのが面倒臭い場合は、投資信託を活用するのもアリです。・信託報酬を毎日払う必要がある
・リスクが下がる代わりにリターンも制限される
というデメリットがありますが、ベトナムの株に投資する投資信託であれば多くの証券会社で買うこともできます。・リスクが下がる代わりにリターンも制限される
例えば以下のようなファンドが有名です。
メジャーなベトナム株ファンド
・SMAMベトナム株式ファンド(三井住友DS)・ベトナム株式ファンド(三井住友DS)
・ベトナム成長株インカムファンド(キャピタルAM)
・ベトナム株ファンド(大和)
繰り返しになりますが、ベトナムの個別株に投資する場合は、SBI証券等の口座を開設させざるを得ないのが現状です。
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