【株価急落】 震災時の東京電力株に学ぶ株式投資の恐ろしさと、それでも投資を続ける理由

こんにちは。きむ公です。
突然ですが皆さんは下の株価チャートが何の銘柄のものか分かりますか?

そうです。
この恐ろしいチャートは東京電力ホールディングス(9501)の株価チャートです。

皆さんもご存知の通り東京電力の株価は2011年3月11日の東日本大震災をきっかけに大暴落しました。

あの時は連日原発事故に関する不気味なニュースが放送され日本全体が異様な雰囲気に包まれていました。
そんな中東京電力の株主たちはとりわけ大きな恐怖を感じていたことでしょう。

何せ東京電力の株は震災によってなんと9割も下がってしまったのですから。
今回は、そんな東京電力の一件から我々投資家が何を学べるのか考えてみました。

あまりにも運が悪かった東京電力の株主達~東日本大震災と原発事故~

東京電力といえばかつては日本を代表する安定した企業でした。
それもそのはずです。

人間が生活していれば電気は必ず必要になります。
それ故、首都圏の発電を牛耳っている東京電力のビジネスは非常に堅いものでした。

しかも電力インフラは規制産業です。
競合の参入のしにくさという点でも他に類を見ない安定企業であったと言えます。

一昔前は東京電力株といえば配当狙いの投資家に非常に人気でした。
先述の通りビジネスがかなり安定していたことに加え、2%中盤の安定した配当が魅力でした。

なんと、一時は配当利回りが6%を超える時期もありました。
配当狙いの投資をしたくなるのも頷けます。

僕が聞いた話では自営業をやっていたある人が配当金での生活を目指してほぼ全財産約2億円を東京電力株につぎ込んだそうです。

しかしご存知の通り震災を機に株価は大暴落。

当時は原発事故と放射線汚染による影響を巡るニュースが毎日報道されていました。
そんな中、株は連日ストップ安となり、東京電力株ホルダーたちは損切りしたくてもできない状況に追い込まれました。

さらに頼みの綱の配当も一気に無配になってしまいました。

震災直前には2000円あった株価は、なんと200円程度に。
現在でも株価は400円台前半に留まり、 配当も未だに再開されていません。

かつて夢の配当金生活を目指して、 東京電力の株を買っていた人たちの計画は完全に破綻したと言って良いでしょう。

2020年に生きている人間が彼らを馬鹿だとなじるのは簡単です。

しかし当時東京電力株に大金をつぎ込んだ人たちはそんなに愚かだったのでしょうか。
個人的にはそうは思えません。

だって、地震は予測できないのですから。

もちろん、東京電力が原子力発電所を保有していることは昔の投資家も知っていました。

原発はその高い収益性と引き換えに、このようなとんでもないリスクを抱えていることは知識としてはみんな知っていたはずです。

しかしそのようなリスクまでもを計算に入れるというのは、
ある意味、車にひかれるかもしれないからと言って一生家から出ないようにしているようなものではないでしょうか。

投資には理不尽さが絶対について回る

僕は別に東京電力の株を買っていた人たちを馬鹿だとは思いません。

むしろ正直に言うと投資家として簡単にはめちゃくちゃ同情しています。

その上で思うのは株式投資には絶対に理不尽さがついて回るということです。

超極端なことを言えば僕が買っている会社の本社に明日隕石が落ちてくるかもしれない。
社長が大犯罪をやらかすかもしれない。

僕ら一般人は把握できる情報がどうしても限られています。
もし人間が入手可能なあらゆる情報を知ることができたとしても、自然災害はそれでもなお予測不可能です。

投資をしている以上、絶対に避けることができないリスクというものが存在します。

僕はどんなに頑張っても破滅する時は破滅するのが投資だと考えています。

しかし最大限リスクを減らすことはできます。

最も手っ取り早いのは分散投資でしょう。

適度な分散投資は必要

株式投資の有名な格言に 卵は一つのカゴに入れるな という言葉があります。
要するに、
ひとつの銘柄に全ての財産を突っ込んではいけないよ
ということですね。

もちろん最高のパフォーマンスを上げるにはマーケットの中で最も優れた株を1種類だけ持てばいいことは言うまでもありません。

実際ウォーレンバフェットはじめ世界トップクラスの投資家のポートフォリオは意外にシンプルなものです。

彼らは、銘柄を分散しすぎるとポートフォリオ全体のパフォーマンスが徐々にインデックスファンドに近いものになっていくことを理解しているからです。

しかし自分の腕にそこまでの自信がない場合や、東京電力のような突発的なアンラッキーによるダメージをできるだけ減らしたいという場合には 分散投資するのは最も確実な方法だと言えます。

例えば100種類の株を持っていれば、 ある一つの銘柄が大きく値下がりしてもその他の銘柄が値上がりして損失をカバーしてくれるかもしれません。
もし、その他の銘柄も一緒に下がったとしてもその下げ幅が小さいという可能性は十分にあります。

特に初心者のうちは十分な分散投資を心がけましょう。
個人的なオススメはどの銘柄もポートフォリオ全体に占める比率を20%以下にすることです。

そして、色々なセクターの銘柄をバランスよく買いましょう。

例えばIT企業ばかりを買っていた投資家はITバブル崩壊時にとんでもないダメージを受けました。

少しでもこういった悲劇が起こる確率を下げましょう。

ちなみに、個別銘柄投資に大して興味がない場合はインデックス投資をするのが一番手っ取り早いです。

それでも株式投資を続ける理由

今回東京電力の株を例に挙げて株式投資には理不尽さがどうしてもついて回るということを書きました。

しかしもちろんこれは株式投資をしない理由にはなりません。

なぜなら理不尽なことが発生するのは、投資をしなくても同じだからです。

例えば泥棒に入られてタンス預金を全て盗まれるかもしれませんし、ハイパーインフレが発生して現金が実質紙くずになるかもしれません。

これらはちょっと極端な例ですが、投資をしなくても全ての人間がリスクを背負っているということは認識すべきだと僕は考えています。

その上で、リスクとリターンを見積もった結果、投資をするのが最終的に得になる可能性が高いと判断するから僕は投資をするのです。

投資をすることがむしろリスクが低いという僕の見解に違和感を持つ人もたくさんいると思います。

実際、長期間に渡り日本は株価も低迷していましたし、おまけにデフレでした。
このような状況の日本では、ただ現金を持っているのもベターな選択でした。

しかしいつまでもデフレが続くというような根拠はどこにもありません。
今政府と日銀は一体となってインフレ率を上げようとしています。
インフレ率が毎年2%上がればそれと同じだけ現金資産の価値は減っていきます。

それに対して株式は世界的に見て長期的にはインフレを差し引いても投資家にリターンをもたらしてきたという実績があります。
(長期的な株式投資がどれほど投資家にリターンをもたらすかはこちらの記事参照)

【資産15倍!?】ドルコスト平均法がどれだけ凄いのか東大卒投資家が解説する【投資初心者の奥義】

2019年12月20日
10年後僕は路上生活者になっているのか、それとも今よりも多くの富を蓄えているのか。

どっちになるかは分かりませんが、いずれにせよこのブログ上で皆さんに結果を報告したいと思います。
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