【長期投資向けETFの王】VOOを解説【投資ブログ界隈でも大人気】

米国株投資をこれから始める人に何か一つだけ ETFをおすすめするなら僕はVOOQQQを選びます。
どちらも米国株投資家には定番の ETF と知られていますが、今回は前者のVOOについて解説します。

VOOは定番のインデックスファンドでありながら熱狂的なファンもいる優良 ETF です。

VOOとは

VOOは正式名称を”Vanguard S&P 500 ETF”と言います。
その名の通り名門のバンガード社が運営する ETF です。

VOOはアメリカの代表的な株価指数である S & P 500に投資する ETF です。
S&P500とは、簡単に言うと、アメリカ版の日経平均や TOPIXのようなものです。

その株価指数にただ機械的に投資するだけの ETF だということですね。
こう聞くとなんとなくショボそうですが、もちろんそんなことありません。

VOOの凄いところ

改めてVOOのすごいところを見ていきましょう。

経費率が本当に低い

まずVOOは、本当に経費率が低いです。
2020年5月時点でその経費率は0.03%です。

インデックスファンドは基本的に手数料が安いものですが、それにしてもこの安さは尋常ではありません。
(日本の投資信託だと信託報酬が0.2%だと努力しているねと言われる水準です。)

長期的な株価上昇

VOOがここまでもてはやされている最大の理由は、長期的に大きな株価上昇を達成してきたからです。
下のグラフがここ5年間のVOOと全世界 の株式に投資する ETF(VT)のパフォーマンスを比較したものです(スタート地点の株価を1として指数化)。

人口増加や経済成長が著しい新興国を含む ETF と比べてもVOOが安定して高いリターンを達成していることがわかります。

コロナショックによる大暴落を食らったばかりであっても5年間でのリターンは50%を優に超えます(この間に生じた分配金を考慮すればリターンはさらに上がります)。
それだけアメリカ経済が強いということですね。

余談ですが、VTの中身も半分くらいがアメリカ株です。
アメリカとそれ以外の国の株式のリターンの差は、上のグラフの印象よりも大きくなります。

組み入れ銘柄のクオリティ

なぜこれだけ、VOOのパフォーマンスが良いかと言うとそれは当然組み入れられている銘柄が優良銘柄だからです。
実際に組み入れ銘柄 TOP 10を見てみましょう。

まず上位5社は全てGAFAMです。
米国経済を牽引するハイテクを筆頭に、ジョンソンエンドジョンソンプロクターアンドギャンブルなどののディフェンシブ銘柄もバランスよく組み込まれています。

これらに加え、JPモルガンなどの不人気セクターの優良銘柄も組み入れられています。
現在のハイテク一強の流れがいずれ終わるとしても、 VOOは引き続き安定したリターンが期待できるでしょう。
S & P 500に機械的に投資するだけで、これほどの優良株に自動的に分散投資できるとはなんとも素晴らしいことですね。

VOOの短所

いいことばかり言っていても仕方ないので VOOの短所も見ていきましょう。

配当利回りはそこそこ

まず VOOの配当利回りはそこそこです。
2020年5月現在は分配金利回りが約1.7%です。
高配当投資によるインカムゲインに魅力を感じる方には少し物足りないことでしょう。

長期保有しないと真価を発揮せず

いくらVOOがすごいと言っても、その本当の価値は長期的にVOOを持ち続けた人にしか分かりません。

あくまでもインデックスファンドであるVOOで巨額のリターンを得るには、
元手を何千万円、何億円と用意する
もしくは
数十年単位で保有して複利効果を高める
しかありません。

レバレッジ ETFへの投資を成功させた場合や、GAFAMに早い段階で個別株投資できていた場合に比べると、VOOのリターンはどうしても大人しいものになってしまいます。

まとめ〜長期投資初心者がまず検討するべきETF〜

最後にまとめです。
VOOは経費率も低く、長期的に見て大きなリターンが狙えます。
その一方で、分配金利回りがそこそこであることや短期間での爆発的なリターンが期待できるものではありません。

長期的に堅実に資産を増やしていきたい人に向いている ETF です。 余剰資金をコツコツ積み立てるような投資法があっていると思います。

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